場末の映画館

昔は、映画館が小便臭かったもんだがなあ。

LGBTなら不倫も許されるのか。ちょっとリベラルすぎる海外ドラマ「9-1-1 LA救命最前線」

はっきり言って、LGBTは嫌いである。BLMも嫌いだし、ポリコレも大嫌いだ。こうしたリベラルな連中がはびこりだしたために、今、アメリカのドラマや映画は地に落ちているのである。 さて、「9-1-1 LA救命最前線」というドラマなのだが、ドラマ自体はなかなか…

今日の名言「食べるか泣くかどちらかにしなさい!」 ドイツ人が作った真面目なB級映画「パラサイト・クリーチャーズ」

「パラサイト・クリーチャーズ」という映画を見た。 名前を見ればわかるとおり、間違いなくB級である。もしこれがB級でないのなら、私は、これから一生、ウンコは食わないと約束してもいい。 可能性としてあるのは、B級よりもレベルが低いC級だったという結…

映画「セブン・シスターズ」のアイデアはともかく、名前の付け方は好きである。

「セブン・シスターズ」というタイトルを見た途端、私はピンときたのである。「なるほど、これは『白雪姫と七人の小人』のパロディだな」と。 普通に考えれば「七人の侍」のパロディなのだろうが、それでは安易すぎる。マッドマックス的な近未来で、悪党ども…

ウルトラセブン第2話「緑の恐怖」の主役はシズさんでよろしいか?

ウルトラQやウルトラセブンの見どころの一つは、当時の建物や車、人々にある。つまり時代の空気というやつだ。 私にとってはリアルタイムに過ごした時代であり、懐かしさもあって、つい何度も見てしまうのだ。こうなってくるとすでに老人の域であり、「昔は…

ウルトラセブン第1話「姿なき挑戦者」 礼儀知らずのモロボシ・ダンと逆セクハラのアンヌ隊員

人間、第一印象は大切である。 例えば、イケメンで長身、東大卒のエリートでありながら性格が温厚で、ユーモアのセンスも抜群。そんな人なら第一印象はいいに決まっているのだが、たまたまその日が下痢ピーで、名刺を渡しながら脱糞したら、それがその人の第…

消耗品が高すぎます

私は、消耗品を買うのが嫌いである。いや、憎んでいると言っても過言ではない。親の仇子の仇鬼畜米英来るなら来い来い赤とんぼである。 一番嫌いなのが、電動歯ブラシの替えブラシだ。あんなプラスチックの安っぽいブラシが、4,500円である。6本入りだから、…

咳をしても一人。なぜ、キミは寂しいのか?

ある日、知り合いのデザイナーがやってきた。そして、いきなり言うのである。 「ああ、寂しいてしょうがないわ」 私は、ゾッとした。彼は、60過ぎのジジイである。そんなジジイが「寂しい」などと気持ちが悪いにも程がある。そもそも彼は結婚しているし、確…

おい、こら、アレクサ!

私は、欲しいものしか買わない派である。10,000円のものが100円になっていても、いらないものは決して買わないのだ。 例えば、使用済みのパンツである。どんな美女であっても私の好みのタイプでなければ絶対に買わないのだ。嘘だと思うのなら、私の前でパン…

悲しき立ちこぎ男

おお、見事な立ちこぎじゃないか。 近所にあるサイクリングロードである。小春日和で鼻歌などを歌いながら自転車を走らせていると、男の自転車に追いついた。30代後半といったところか。何の特徴もないオッサンなのだが、ただ一つ、その男は立ちこぎをしてい…

私のSFドラマ初体験。デロリアンよりも格好がよかった「タイムトンネル」

私がSF小説にさよならを言いかけたのは、小学5年生くらいだったと思う。 当時私は、イーイースミスとかいう外国人の書いた「スカイラーク」シリーズという脳天気な宇宙ものにはじまり、「フェッセンデンの宇宙」や「宇宙知性チョッキー」など、それまで読んで…

インプットかアウトプットか

以前、こんなTweetが話題になったことがある。 「昔クリエーター仲間で、1日8時間作業する人と、8時間遊んで1時間しか作業しない人がいたんですけど、成功したのは後者でした。いいアイデアって膨大なインプット無しには出ないんだなぁ……と思いました」 思わ…

そんなにブルーベリーが好きなのか?

私は問いたいのですよ。 「君は、心の底からブルーベリーの収穫がやりたいのか?」と。 オーストラリアでブルーベリーの収穫をやれば、月収50万円という記事をネットで見て、私は疑問に思ったわけです。まあ、確かに日本の賃金は安い。ただ、仕事というもの…

おれか? たとえて言えば、会話術に優れたゴルゴ13のようなものだ

出社してすぐに、エレベーターでオッサンと一緒になった。 同じ階に事務所を構えるオッサンである。なんとか法律事務所とネームプレートが入っているので、弁護士とか司法書士とかだろう。オッサンに興味はないので、詳しいことは知らない。 おれは危機管理…

イスラムの足

正直言うと、イスラム文化は苦手である。 まあ、一番苦手というか、はっきり言って嫌いなのはフランスであり、次に嫌いなのは中国と韓国であり、さらにはドイツもアメリカもイタリアも嫌いで、好きなのは日本だけという偏狭な人間である。 ついでに言うと、…

彼女の呼吸は浅かった

いやあ、むかしはひどかったなあ。 みんなタバコを吸っていた。駅のホームはもちろん、電車やバスの中でもプカプカすっていたのである。職場でもみんな吸っているものだから、部屋全体が煙まみれで、一番奥の部長席などかすんで顔が見えなかったほどだ。吸っ…

どこかの回転寿司店とペロペロ少年の会話

「本当に申し訳ありませんでした」 「まあね、うちも詐欺まがいの広告を何度も出してるから、あまり偉そうなことは言えないんだけどね。ただ、君のペロペロ行為で、ものすごく損害を被ったのは事実なんだよ」 「はい。それは本当に申し訳ありませんでした。…

「名は体を表そう協会」からの提言

ええ、「名は体を表そう協会」の会長、山田はじめでございます。名は体を表すべき、そう主張してはや3年。まだまだ道半ばでございます。 この間も、わたくし、このようなことを言われました。 「いいかげん、ぼくの名前をきちんと覚えてくださいよ。もう一年…

人の脱糞を笑うな

「爺、なにをニヤニヤしている」 「坊ちゃま、実は立憲民主党が一般人の方を刑事告発したということで。その理由が面白うございまして、ついニヤニヤとはしたない真似をしてしまいました」 「なに!? 一般人を刑事告発だと。ただ事ではないな。また、暗殺計画…

午前二時の「世界樹の迷宮」

午前二時に尿意で目が覚めた。 寝たのは十二時くらいである。二時間持たないほど、膀胱の性能が落ちているらしい。コーヒーもひかえめにし、もはや寒くもないのに情けないことだ。あと十年したら、さらに性能が落ちて一時間おきにトイレに起きるのではないか…

粉砕! 堅あげポテト

ご存知だろうか? 人間というのは、不思議なものだ。 それまで何も感じなかった行為に対し、何かをきっかけとして急に腹立たしくなったりする。カチンときたり、イライラしたり、心のどこかにトゲのように刺さったりして、それが嫌悪感につながり、例えば夫…

危険ですから座布団は投げないでください

「爺、なにをニヤニヤしている」 「はあ、坊ちゃま。先ほど大相撲中継を見ておりましたら、デビ夫人が観客席におりまして」 「デビ夫人? 誰だ、それは」 「高齢のテレビタレントでございます。わたくしも詳しくは存じませんが、デビという名前の殿方とご結…

君は、なぜ私のことが好きなのか?

パッとしない男が、パッとしないリビングのパッとしないソファに座っている。はっきり言って、顔は不細工である。体型も小太りで身長も低い。 非常に残念だ、と彼は考えていた。福山雅治の顔で生まれてきたらどんなに幸せだったか、と毎日、いや食前食後に考…

死ぬのは一度だけで充分だ

"> おれは、穴を掘り続けていた。 "> なんの穴かというと、おれの墓穴なんだそうだ。つまり、おれはこのあと殺されて、自分で掘った穴に埋められるのである。映画で見たシーンのような気がするが、タイトルは思い出せない。 "> おれの後ろには、若いくせに笑…

大便戦記

某企業からの依頼で新しい雑巾の商品企画を考えていた。 クソ。なぜ、私のような一流のプランナーが雑巾の企画を考えなければならないのか。不条理この上ない。 私にふさわしいのは、大都市のランドマーク計画やプレステ6用のゲーム企画であるべきで、せめて…

道を訊かれる男

今は、迷いの時代である。誰も彼もがどの道を行くか迷っている。ほら、前から近づいてくるあの男も。 「あ、すまんけど。北田病院は、どっちやろ?」 私は、こっそりとため息をつく。なぜ、「北田病院をご存知ですか?」と尋ねることができないのか。私が北…

激変彼女

「わたしの名前? 夏子よ」と彼女は、少し笑みを浮かべながら言った。波の音と彼女の声が重なり合い、彼には心地いい音楽のように聞こえた。「でもね」と彼女は、笑みをさらに深めながら冗談めかして言った。「秋には秋子だし、冬は冬子、春になれば春子なの…

死後の世界に行ってみた

死んだ者しか知り得ないことだが、あの世は実に騒々しい場所だ。あたり一面霊魂だらけ。そして彼らの悲鳴だらけなのである。 なぜ、悲鳴を上げているかというと、それはひどい苦痛を感じ続けているからだ。どうやら魂が肉体から離れる際にとてつもない痛みに…