場末の映画館

昔は、映画館が小便臭かったもんだがなあ。

「M3GAN/ミーガン」見て、次回作は「ミーガンvsチャッキー」だなと思った。

確かネットで予告編を見たんだった。女の子が変な踊りを見せるんだが、私はそれを見て「変な踊りだなあ」と思った。まるでひねりがない感想で、こういう風になったら認知症待ったなしである。まあ、ジジイだから仕方がないね。

さて、「M3GAN/ミーガン」を見たんだが、まあ、アレである、チャッキーとかいう人形が出てくる『チャイルド・プレイ』と同じ展開だ。あちらは気持ち悪いガキの人形で、こちらはまあまあ可愛らしい女の子のロボットである。

配給元は随分と力を入れていたようで、“ミーガンガールズ”なる集団(たぶん上に載せた写真)が、がプレミア会場やNFLスタジアムなどのあらゆる場所に出没して、劇中と同じく変なダンスを披露したらしい。リアルに見たかった気もするが、おそらく「変な踊りだなあ」と思っただけだろう。まあ、脳が死にかけているから仕方がないね。

アメリカでの評価はびっくりするほど高い。「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュ&観客スコア80%を獲得し、批評家からも絶賛されている。

「期待通りで、かつ予想外の面白さ」
「飛び上がらんばかりに怖く、そしてとても楽しい作品」
「あなたは二度とアレクサを信用しなくなるかもしれない」
「ミーガンは、類を見ない人形映画だ」

正直、勝手に飛び上がってろよと思うような批評であり、いやいやいや、そこまでいうほど出来がいいか、と思わず首をかしげてしまうのだ。最近のアメリカの映画は、ディズニーは思想的な要素が気持ち悪くて見ていられないし、この手の映画もガツンとくるものがない。アクションやSF映画に至っては、退屈で居眠りしてしまうのである。

「M3GAN/ミーガン」は、私が付けるとすればせいぜい68点である。あれであの変な踊りのときに、パンツが見えていればなあ。タイツをはいてるんだもんなあ。ガッカリだよ。タイツなしなら75点というところか。

いや、待てよ。あれは少女という設定だよな。となるとこんなことを書いたらロリコンだと思われるぞ。前言撤回である。パンツが見えなくて、本当に良かった、と私は胸をなでおろしたのである。