「妖怪大戦争(2005)」がエロすぎてけしからん。
いやあ、実にけしからん。助平すぎる。
「妖怪大戦争(2005)」のことである。 以前、Amazonで見たのだが、いまだにその助平すぎる映像に怒り心頭である。夜の寝入りばなに、ふと思いだしては「け、けしからん」と天に向かって号泣し、日本の行く先を憂いているのだ。
「妖怪大戦争」には新旧あって、私が見たのは2005年版である。佐野史郎や柄本明、豊川悦司、菅原文太、栗山千明、阿部サダヲ、近藤正臣、石橋蓮司、板尾釧路などという芸能界に無知な私でも知ってる役者が大勢出ている。さらには、忌野清志郎がぬらりひょん役で出ているではないか。いやあ、これは楽しみだとワクワクしながら見たのである。
そしたら、あなた。
まず、悪霊軍団のアギ(栗山千明)という妖怪がエロすぎる。私が風紀委員なら「露出度が高すぎるでしょうが~っ」と取り締まるレベルである。いくつかのコスチュームがあるのだが、まるでワカメちゃんのスカートみたいなものもあり、太もももパンツも見えてしまうのである。
さらにヒロイン役の川姫(高橋真唯)というカッパの妖怪もエロすぎる。太ももがなんとか隠れるくらいの着物を着ているのだが、もうね、しゃがんだときなど腰骨の辺りまで見えているのだ。「パンツくらいはいとけよ~っ」と思わず怒鳴ってしまうのである。
そして、極めつけは、ろくろ首だ。これは、断固としてけしからんと言っておく。いや、ウンコとしてけしからんと言い切ってもいいくらいだ。
小学生の男の子が主人公なのだが、長く伸びた首で彼をぐるぐる巻きにしてしまうのである。それだけでもエロいのに、なんと、彼女は男の子のほっぺたをペロリとなめてしまうのだ。しかも4回も。思わず「私もなめてくれ~っ」と叫んでしまったのである。
うーむ、この映画の監督はかなり助平なのではないかと思ったのだが、それが疑惑ではなく確信に変わったのは、あるシーンを見たときだ。私は、最初見たときは自分の目が信じられなかった。そして、映像を巻き戻して何度も何度も見返したのである。
空飛ぶ機械獣が出てくるのだが、それに捕らわれて逆さ吊りにされている人間たちが登場する。その中には、スカートを身に着けた女子高生もいるのである。もちろん、パンツ丸見えだ。こんなシーンをわざわざ入れることからしても、もう、助平に決まっているのである。
まあ、私のような観察力の優れた人間だと、最初の方の主人公のお姉さんが出た時点で「あ、この監督助平や」とわかってしまったのであるが。彼女の横からのショットは、ノースリーブのせいもあって胸の形がくっきりと出てしまっていたのだ。
いくら隠そうとしても、私にはお見通しなのだ。 ディテールにエロは宿る。頭隠して尻隠さず。団子隠そうより跡隠せ。英語で言えば、That’s behaving like an ostrichである。諸君も気をつけたまえ。助平は、いくら隠しても速攻でバレるのである。