場末の映画館

昔は、映画館が小便臭かったもんだがなあ。

相次ぐパチンコ店休廃業&メーカー倒産。起死回生の一手を考える。

 

以前、「底辺職」などという記事を書いて炎上した会社があったが、例えば似た言い方をすれば、「底辺ホビー」としては、やはりパチンコが筆頭与力なのではないか。2位がバーベキューで3位が撮り鉄あたりで、最近私が嫌っているサウナが次点である。

まあ、バーベキューと撮り鉄は、一部に迷惑な連中がいるための悪印象であり、またサウナは趣味とは言えないかもしれないし迷惑な連中なども少ないだろうから、これは個人的な感想である。たまにテレビで「整う」などと聞くたびに嫌悪感があふれ出すのだ。

サウナは一度取材で体験したことがあって、それに基づく感想なのだが、正直「アホか」と思った。仮に健康にいいとしても、私は絶対に受け入れないのである。そもそも風呂に入ること自体、さほど好きではない。便宜上毎日入っているが、老廃物除去光線でも発明されれば、一生風呂には入らないだろう。

そもそもサウナ好きが使う「整う」という言葉自体が嫌いである。自己啓発が好きな連中というか、パーティーで物欲しそうに名刺を配っている連中というか、なにか嘘くさい印象である。

さて、今回はパチンコの話だ。「パ」を取れば「チンコ」であり、これほど低俗なネーミングもまれである。これ以上低俗な名称を考えるとすれば、せいぜい「パチンポ」くらいだろう。こんな遊戯をやるような連中は、底辺と呼ばれても仕方がないのだ。さっさとあきらめたまえ。

で、そのパチンコが衰退しているのだそうだ。それは朗報である。私もパチンコ店の前で並ぶ灰色のオーラを出している連中を見るたびに、彼らから立ち上る悪運を振り払うのに苦労していた。

現在では、全国のパチンコホールの件数は8,000軒を下回り、これは30年前からすると半減しているという。しかも、最近ではパチンコホールだけではなく、パチンコメーカーの倒産も起こっているらしい。

パチンコメーカーというのは、「激アツ」などと依存度をアップするような確変を繰り出した確信犯であり、倒産しても自業自得としか思えないのだが、衰退の原因を推測すると、やはりマンネリ化が大きいのではないか。

はやりのアニメやタレントをコンテンツとして新機種を出すのだが、実質的な内容はほぼ同じ展開であり、小さな新鮮味はあるのだが、大きな驚きは皆無である。そうしたチマチマしたビジネスを展開していた時点で、もう、業界としてはおしまいなのではなかったか。下品で低俗な印象を払拭できなかった時点で、パチンコの未来はなかったように思える。

どうせ下品なら、いっそうのこと「パチンコ」を「パチンポ」に改名して、さらにエロいAV台を出せばいいのではないか。確変に入れば数字の背後に裸の女たちが現れ、数字が揃えばモザイクなしのご開帳である。人気のAV作品とコラボすれば、パチンコファンだけでなくAVファンも集客できるのではないか。射幸心ならぬ射精心をあおる新台こそが、パチンコの新しい可能性を切り開くことができるのだ。まあ、嘘だけど。

仮にそんな台が出ても私は興味ないんだが、範田紗々が登場するのなら一度くらいはやってもいいかと思う。範田紗々、ちょっと古いか。